韓国の盧武鉉大統領は南北首脳会談のため2日、平壌入りしたが、韓国ではテレビがその様子を全局同時中継で放送し「歴史的訪問」とか「感激的な場面」などと雰囲気盛り上げに懸命だ。しかし一般世論はきわめて冷静で、2000年の金大中大統領時代の第1回首脳会談の時とは様変わりになっている。
その背景としては、何といっても2回目という“鮮度”の弱さがある。前回は「史上初めて」と、金正日総書記への好奇心などから大いに関心は高まった。しかしその後、7年間、政府の北朝鮮に対する過剰気味の配慮やテレビの甘ったるい親北報道などもあって、一般世論は“北朝鮮”に食傷気味だ。
さらに12月の次期大統領選を目前に、政権末期の盧武鉉大統領の首脳会談への“執着(?)”に世論は首を傾げている。「間もなく退任する大統領がなぜ?」というわけだ。大統領選については南北の両首脳は「保守野党のハンナラ党に政権を渡すな」で一致しているため、世論は「大統領選に影響か?」と疑惑を抱いている。
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